リアルを既刊15巻まで読んだ。随分と昔にちょっと読んでて、どうやら5巻まで読んでいたらしいんだけど、古本屋で14巻まで安かったからまとめ買いして、新刊をさっき買って読み終えた。いやあ、これはメンタルくる。
車椅子バスケの話。主人公は野宮なのかな? 彼は健常者で、喧嘩早いクズで、高校を中退して、戸川と出会って、プロを目指したり挫折したり路頭に迷ったりしている。戸川は骨肉腫か何かで片脚を失った車椅子バスケ選手で、自分勝手なプレイをしがちなイケメン。それともう一人主人公的なのが高橋で、彼は野宮の同級生で、何でか忘れたけどそういう病気で下半身がまったく動かない。彼は何かとプライドが高くて、人をランク付けして、そして自分が下位だと気づくと自暴自棄になる。その様子は控え目に言ってクズなんだけど、自分にも思い当たる節が無いわけでもなく、見ていてつらくなってくる。
この漫画の読んでいてしんどいところは、ネガティブなシーンばかりでなく、ポジティブな、一念発起した場面でもやはりきつくなる。他の漫画でも同じような一念発起は描かれがちではあるものの、その多くはポジティブマシンだったり、あるいは境遇も特殊過ぎたりで、あくまでフィクションの話であり、第三者の問題であったけれども、この物語では苦悩の描写が切実であり、どうしても自分の有り様と比べてしまうところがあって、そうすると何もしていない自分の惨めさが露わになってしんどい。
リアルの新刊は2014年以来ということで、どうせ完結させられることはないんだろうことが容易に想像できてしまい、これもまたつらい。