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2022冬アニメはあまり印象的ではなかった。数を見ていないのかなとも思ったけど、3本見ているんだから特別に少ないというわけでもないか。

平家物語、悪くはなかった。いくらなんでも展開速すぎだろとか、琵琶必要かとかはあるけど、まあ悪くはないんだ。てか展開が速すぎるから琵琶のポジションが必要になるというのはわからなくはない。あと、原作未読なのでちょっと驚いたのは、平家さほど驕ってなくね？って。驕ってたの清盛くらいじゃね？ これがアニメの演出によるものなのか、原作からしてそうなのかは知らん。そもそも「驕る」の意味が今と違うのかも知れない。

ハコヅメ、これも悪くはない。交番勤務の女子警官の仕事風景を描いたもの。止め絵が多くて、きっと低予算なんだろう。それを思えばかなりよく作られている。キャラクターも原作よりもきれいに描かれている。エピソードの展開もわかりやすく丁寧に描かれている。総じて良いんだけど、どこかちょっと物足りない。

あとは、まあ、原作が好きな作品では、映像化がそれに匹敵することは稀だよねという話。

て書いてて思い出したけど、もしかして鬼滅も冬期になるのかな。あれは良かった。
堕姫がギャン泣きするところとか最高だし、その後も情緒不安定なところがとても良い。その演じ分けなんてたまんないよね。今作に限らずだけど、鬼滅は主人公たちは着実に成長しているんだけど、決して主戦力じゃなくて、だけれども見ているだけというのでもなく確実に役に立っていて、彼の限界を越えた最後の頑張りがなかったら結果は大きく変わってしまっていて、という展開がとても巧み。キャラクターもその動きもきれいに描かれていて、とても良かった。